トップ > 環境への取り組み(アマモの移植活動)

環境への取り組み(アマモの移植活動)

陸奥湾のアマモ場

 陸奥湾には、アマモとスゲアマモによるアマモ場が広がり、環境省が日本最大のアマモ場と報告しています。しかし、海岸工事、桁曳き漁業や海の濁りなどにより、1978年の7231ヘクタールから2000年には4846ヘクタールにまで減少したため、回復が望まれています。

志田建設株式会社では、減少するアマモ場を回復するため、アマモの移植活動を積極的に行っています。

アマモって何?

 陸奥湾に広く生育しているアマモは「海草(うみくさ)」の一種です。海草は、海に生える種子植物のことで、コンブやワカメなどの「海藻(かいそう)」より、陸上の稲などの植物の仲間に近く、根・茎・葉の区別があり、花が咲いて米粒ほどの大きさの種を結びます。クジラやイルカと同じく、進化の歴史の中で、海から陸上に進出した後、再び海に戻った生き物です。
海草は、世界に約60種生育し、そのうち日本にはアマモの仲間が7種、ウミヒルモの仲間が2種など16種が生育しています。

アマモ

アマモ場の役割

アマモの仲間が、草原のようにまとまって生えている場所をアマモ場と言います。

  • (1)住み場

    草体の周辺がカレイ・アイナメ・メバルなどの魚類のほか、カニ・ウニ・ナマコ・アサリなど様々な種類の生き物の住み場になります。

  • (2)稚魚の育成場

    草体の空間は、稚魚が大きな魚の食害から身を守る場所にあります。

  • (3)餌や餌場

    葉はウニの餌になり、腐った葉はナマコの餌になります。葉に付着するワレカラやヨコエビは、メバルやカレイの稚魚、カニなどの餌になります。腐敗した根がゴカイの仲間の餌になり、ゴカイはアイナメやカレイの餌になります。

  • (4)産卵場

    アイナメやアオリイカなどが、葉や草体の付け根に卵を産み付けます。

  • (5)発生場

    ホタテガイやナマコでは、海中を漂う受精卵(ラーバ)が草体にくっついて、稚貝や稚ナマコになります。

     

    この他に、酸素の供給、海水や海底の汚れの浄化、海底の安定など、私たちの暮らしに関わる重要な働きもあります。

アマモ移植場所

繰港整 第2048号 10葉の内 1号

北防波堤(1)ブロック配置平面図

北防波堤(1)標準断面図

PAGE TOP